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救急出動:昨年の名古屋市消防局、過去最多11万579件 緊急性低い通報1割 /愛知

名古屋市消防局の昨年1年間の出動件数が、過去最多の11万579件(速報値)に上った。市の保有する救急車の台数は国が示した整備指針に比べて不足しているうえ、緊急性が低いケースなど不適正とみられる通報も1割ほどあり、市は対応に頭を悩ませている。
 10年の出動件数(10万3470件)から6・9%増えた。近年の通報の内訳をみると、6割が急病で、次いでけがや交通事故。出動は94年(5万 5070件)から20年足らずで倍増している。高齢化のほか、核家族化によって交通手段がない世帯からの通報が増えたことが背景にあるとみられる。 10~11年は、猛暑の影響で夏場に熱中症患者の搬送も目立った。
 市消防局には現在、救急車37台がある。11年4月に1台増やしたが、消防庁が示した整備指針(名古屋市の場合は38台)よりも1台少ない。担当者は「出動件数が増え、現場到着までの時間などに影響が出かねない状況だ。国の指針を満たすよう1台増を目指したい」と話す。
 一方で、不適正な利用が疑われる通報が問題化している。入院予定日に入院先へ送ってもらおうと支度を整えて通報したり、「どこの医療機関に行っていいか分からないから」との理由で救急車を要請したケースもあったという。

投稿者 清水整骨院(2012年1月19日 17:19) | PermaLink

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